電子カルテとは?─矯正歯科におけるメリットとデメリット

電子カルテとは?─矯正歯科におけるメリットとデメリット

電子カルテとは?
矯正歯科におけるメリットとデメリット

電子カルテとは

近年、「医療DX」という言葉とともに、電子カルテの重要性が広く認識されるようになってきました。診療情報を紙ではなくパソコンやタブレットで管理することで、記録の正確性や情報共有が飛躍的に向上します。

長期治療が前提の矯正歯科では、このような画像データや治療計画の一元管理が不可欠でありながらも、紙カルテの運用が続いているクリニックが少なくありません

電子カルテは、「探す」「書く」「保管する」といった日々の手間を減らし、診療情報を安全かつ効率的に管理できる環境を実現します。
診療にしっかりと向き合える体制を築くうえで、電子カルテは日本の矯正歯科医療にとって欠かせない基盤であると、私たちは考えています。

電子カルテの2つのタイプ|クラウド型とオンプレミス型

電子カルテには大きく分けて、「クラウド型」と「オンプレミス型(院内設置型)」の2つの方式があります。

クラウド型(b-alignはこちらです

  • データはセキュリティ対策の整った外部データセンターで保管
  • インターネット経由でどこからでもアクセス可能
  • 複数クリニック・在宅・モバイル端末でも利用しやすい
  • サーバー管理や更新はベンダー側で対応(医院側にシステムの知識がなくても安心して使用できる)
  • 分院展開している
  • リモートで情報共有したい
  • システム管理に手間をかけたくない

オンプレミス型(院内サーバー設置型)

  • データは医院内に設置したサーバーに保存
  • 院内ネットワークで運用、インターネット不要で動作可能
  • サーバー管理・バックアップ・セキュリティは医院側が管理
  • インターネット接続が不安定
  • データをすべて院内で管理したい

歯科・矯正歯科においては、画像・資料・患者情報を複数スタッフで扱うため、柔軟に情報共有できるクラウド型が主流になりつつあります。

一方で、完全に閉じた環境で運用したい場合は、オンプレミス型は一定のニーズも。

矯正歯科における電子カルテのメリット

ペーパーレス化で作業・保管スペースを削減

紙カルテや帳票類が不要になることで物理的な保管スペースが空き、院内の動線や収納効率が改善します。

また、当日分の溜まったカルテ記載や、翌日のカルテ出しなどの作業がなくなることで、残業が減少したというクリニックも少なくありません。

診療の効率化

過去の記録や画像データをすぐに呼び出せることで、治療の流れを把握しやすくなり、無駄な確認作業を削減できます。
また、カルテ入力時にはテンプレートや定型文を活用することで、入力の手間も大幅に軽減。
さらに、手書き文字にありがちな“読めない”“読み間違える”といったリスクも回避でき、スタッフ間の情報共有がより正確でスムーズになります。

チーム間の情報共有がスムーズに

歯科医師、歯科衛生士、受付など、複数のスタッフが同じ患者情報をリアルタイムで共有できるため、業務の重複を防ぎ、院内の動きがスムーズになります。担当の交代や休暇時の引き継ぎも簡単になり、スタッフ間の連携ミスを最小限に。

また、クラウド型システムであれば、院外からでもアクセスが可能であるため、たとえば学会や出張で医師が不在の場合でも、遠隔地から患者情報を確認し必要に応じて指示を出すことが可能です。

安全性・コンプライアンスの向上

電子カルテは、誰が・いつ・どの情報にアクセスしたかを自動で記録する仕組みを備えており、不正閲覧や改ざんのリスクを抑えることができます。

また、クラウド型システムでは、診療データが定期的に自動バックアップされるため、災害や機器トラブルが発生しても、速やかな復元が可能です。
こうした仕組みにより、情報セキュリティだけでなく、医療機関としてのコンプライアンス体制の強化にもつながります。

患者対応の質が上がる

矯正治療は多くが自費診療であり、治療期間も年単位に及ぶため、治療中の丁寧な説明と継続的なコミュニケーションが欠かせません。電子カルテでは口腔内写真やレントゲンなどのビジュアルデータを、記録と一体で管理できるため、患者に治療経過を視覚的に伝えることができます。

こうしたわかりやすい説明が患者さんの理解と信頼感の向上につながり、トラブルの防止にも効果的です。

一方でこんなデメリットもにおけるPMSの意義

導入・運用コスト

本体価格、月額費用、保守サポートなど、費用はサービスによっても変動します。安さだけでなく、サポート体制や安定性も要チェックです。

スタッフ教育と運用ルール

システム導入後しばらくは、操作に慣れるまで時間がかかることがあります。
また、入力方法やルールを統一していないと、情報の整理や共有が難しくなるケースも。(カルテの入力形式や操作フローに応じて、従来のやり方を多少見直す必要が出てくることがあります。)
導入後本格的に移行するまでは、診療の流れに慣れる期間を確保しておくと安心です。

システム依存と通信トラブル

クラウド型電子カルテは非常に利便性が高い一方で、停電や通信障害(Wi-Fiの切断など)によって一時的にアクセスできなくなる可能性があります。
そのため、PCだけでなくスマートフォンなどモバイル通信を利用できる端末でも操作可能なシステムであれば、より安心です。

また、ごく稀に電子カルテのサーバー側に障害が発生するケースもあります。こうした緊急時に備え、最低限の診療情報を紙で記録・閲覧できるバックアップ体制をあらかじめ整えておくことが重要です。ための基盤として機能します。

矯正歯科の電子カルテ比較はこちら

電子カルテについてよくある質問

ハッキングや情報漏えいの心配は?

ご安心ください。電子カルテは、高度なセキュリティ対策のもとで運用されています。
多くの電子カルテは、国際的なセキュリティ基準に準拠したクラウド環境上で稼働しており、通信時・保存時のデータはすべて暗号化されています。
紙カルテにおける紛失・盗難・災害による焼失リスクと比較しても、クラウド型電子カルテは高い安全性と復元性を兼ね備えている点が特徴です。

なお、b-alignでは、世界的に信頼性の高いクラウド基盤「AWS(Amazon Web Services)」を採用し、医療情報の取り扱いに適したセキュリティ設計を行っております。

 停電のときはどうなりますか?

データが失われる心配はありません。停電時でもクラウド上に安全に保存されています。
電子カルテのデータは、インターネットを通じてクラウド上にリアルタイムで保存されているため、停電が発生してもデータが消失することはありません。
復旧後はPCやタブレットを再起動することで、スムーズに業務を再開することが可能です。

また、非常用電源やスマートフォンなどのモバイル端末を活用すれば、緊急時のカルテ確認等も一時的な対応も行いやすく、業務の継続性を確保できます。

紙カルテから移行する間、診療はできますか?

電子カルテへは段階的な移行が可能ですので、通常診療に影響を及ぼすことはありません。
紙カルテから電子カルテへの移行は、一度にすべてを電子化する必要はなく、多くは新患や再初診の患者様から順次切り替えていく形で進められています。すべての過去データを一括で移行するのではなく、必要な情報だけを抽出・添付する運用でスムーズに対応することが可能です。
b-alignでは、専門のスタッフが無理のない移行方法をご提案し、スタッフの負担を最小限に抑えながら導入をサポートいたします。

また、非常用電源やスマートフォンなどのモバイル端末を活用すれば、緊急時のカルテ確認等も一時的な対応も行いやすく、業務の継続性を確保できます。

矯正歯科のための電子カルテ「b-align」

b-align機能概要図

矯正歯科の現場では、診断資料、装置の種類、技工指示、経過写真など、日々扱う情報の種類も専門的、かつ膨大です。そのため、一般的な歯科の電子カルテでは、どうしても矯正特有の運用に適さないシーンが多く出てきます。

たとえば、こんな課題はありませんか?

  • 予約管理・カルテ・経過写真等がバラバラのツールに保存されている
  • 進捗共有や処置内容の指示を紙でやり取りしている
  • 治療経過を振り返ろうとしても、必要な資料が一箇所にまとまっていない

これらは診療の精度、チーム連携、業務効率に少なからず影響を与えています。
b-alignは、こうした矯正特有の課題を根本から見直し、診療・教育・運営をひとつの流れで管理できるよう設計された、下記の機能を搭載したクラウド型の電子カルテシステムです。

  • 予約・会計・カルテ・画像・技工物管理を一元化
     すべての業務情報がひとつのシステムに集約され、手間もミスも削減。
  • セファロや写真データを統合管理
     治療経過を振り返るのも、患者説明に活用するのもスムーズに。
  • 複数クリニック・院内スタッフ間でのリアルタイム情報共有
     分院やチーム制診療でも、情報のタイムラグをゼロに。

b-alignは、長期にわたる治療計画や検査資料の管理、外部サイトとの連携、スタッフ間のスムーズな情報共有など、矯正治療に必要な機能をご使用いただけます。紙や口頭共有に頼らず、データで診療をつなぎ質を高める━━ この思いから、現役の矯正歯科医が現場目線で設計しました。

より効率的に、より丁寧に、そして患者との信頼関係を築ける診療環境をサポートできるように、b-alignは電子カルテに留まらず、クリニックの運用を支える「矯正歯科専門のPMS」として今後もアップデートを重ねてまいります。

「診療の見える化」と「業務の軽量化」を担う電子カルテ

治療が長期にわたる矯正では、「前回どこまで進んだか」「どの時期に何の処置をしたか」「次回は何をするのか」を即座に確認できる仕組みづくりが重要です。写真やレントゲンなどの視覚データも一緒に管理できる電子カルテなら、説明のわかりやすさや記録の正確性が格段に向上します。

また、入力作業や帳票作成、患者対応など、日々の業務を効率化することで、スタッフの負担を減らし、より多くの時間を診療そのものに使えるように。
その環境を実現するための第一歩が、電子カルテの導入です。

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